アライナー矯正の適応症と非適応症について、わかりやすくご説明いたします。

適応症

1. 軽度から中等度の叢生(歯並びのズレ)

歯の重なりが比較的軽い場合は、アライナー矯正が効果的です。
形状記憶アライナーでは、1枚のマウスピースで0.35mmまでの移動が可能です。
(インビザラインでは、1枚0.25mm)

2. 隙間歯(歯と歯の間の空き)

歯と歯の間の隙間は、アライナーで効果的に閉じることができます。
特に前歯部の隙間は、アライナーで予測性高く治療できます。

3. 出っ歯(上顎前突)

骨格的な問題がない場合、アライナー矯正で改善が可能です。
治療前に3次元シミュレーションで最終的な口元の変化を確認できます。

非適応症

1. 重度の叢生

歯の重なりが著しい場合は、ワイヤー矯正が適しています。
アライナーではワイヤーに比べ時間がかかったり、十分な歯の移動が困難な場合があります。

2. 顎変形症

顎の骨格的な問題がある場合は、外科的矯正治療が必要です。
アライナー単独での治療では限界があります。

3. 重度の開咬(前歯が噛み合わない)

大臼歯部の圧下が必要な場合は、TAD(矯正用インプラント)併用が推奨されます。
アライナー単独での治療は困難です。

治療前の検査で、以下の項目を詳しく確認します:

– CTによる骨の状態
– 歯根の長さと形態
– 顎関節の状態
– 歯周組織の健康状態

ご自身の症例がアライナー矯正に適しているかどうか、ぜひ専門医にご相談ください。