スポーツをする方のアライナー矯正について
アライナー矯正はスポーツ活動と両立しやすい矯正方法です。水泳や格闘技などのスポーツをされている方にとって、いくつかのポイントをご説明いたします。
水泳とアライナー矯正
水泳中は第3世代アライナーは外すことをお勧めします。第5世代のシェアアライナーは外さなくてもよいケースが多いです。第3世代アライナーを外す理由は以下の通りです。
アライナーが外れて紛失するリスクがあります
プールの塩素がアライナーを変色させる可能性があります
水中では専用ケースに保管しづらい状況もあります
水泳の前にアライナーを外し、専用ケースに保管しておきましょう。泳いだ後は、歯を清掃してからアライナーを装着します。
練習時間が長い場合は、その分の装着時間を他の時間帯で補うようにしましょう。
但し、加速矯正をしていてアライナーが交換間隔が3日間など短い場合は、そのまま使用することもあり得ます。
また、シェイプメモリーアライナーの場合、外れることはほぼないので従来型のアライナーに比べてアライナーしたままでもよいケースが多いです。
格闘技などのコンタクトスポーツとアライナー矯正
格闘技などのコンタクトスポーツでは、安全面を考慮する必要があります。
練習や試合中はアライナーを外すことをお勧めします
マウスピース型のアライナーは通常のマウスガードほど強度がないため、保護目的には適していません
衝撃で破損したり、口腔内を傷つけたりする可能性があります
コンタクトスポーツ用のマウスガードを別途用意することも検討してみてください。特に試合や強度の高い練習では必要です。
スポーツと両立するためのコツ
事前に担当医に相談しましょう
スポーツの種類や頻度を伝えてアドバイスを求めてください
装着時間の管理を工夫しましょう
練習時間が長い日は、他の時間帯で装着時間を確保します
就寝中の装着は必ず行いましょう
携帯用ケースを常備しましょう
更衣室やロッカーなどで安全に保管できるよう、専用ケースを持ち歩きましょう
洗浄用品も持ち運びましょう
練習後すぐに装着できるよう、洗浄用品も準備しておくと便利です
アライナー矯正の大きな利点は取り外し可能な点です。この特性を活かして、スポーツ活動との両立が可能です。ただし、1日20~22時間の装着時間を確保することが重要です。スポーツの時間が長い場合は、その分他の時間帯での装着を心がけましょう。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。あなたのスポーツライフと矯正治療を両立できるよう、サポートいたします。


